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Dave Weckl Band

成熟した新人類ドラマー : Dave Weckl Band

なかなか燃える動画をみつけた。
このころの Dave Weckl Band は、けっこう好きです。
Tom Kennedy が、なかなか良いグルーブを感じさせます。
ウイックルのドラムも、技巧が必然に昇華された音楽的なダイナミクスを聞かせます。

Dave Weckl Band Live


曲目は、ジャコの「The Chicken」。
この曲は Dave Weckl Band の Live Album「Live (And Very Plugged In)」にも収録されていますが、これだけノリノリで演奏されると、やはり燃えます。


Wecklと言えば、過去にCDレビューを書いたことがあったので、その原稿を以下に載せておきます。
もともとは2002年の暮れに Marcus Miller の新譜を買って書いた雑文だけど。


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話は変わるのだが、スーパー・テクニシャンのワンマン・バンドと言えば、最近購入した、デイブ・ウイッケルの新譜もそうだよね。
Stretch Recordsから出たDAVE WECKL BANDの「PERPETUAL MOTION」である。

PERPETUAL MOTION


この人のドラム・テクニックが名実共にトップ・ランクであることに疑問の余地は無い。
1990年にGRPからリリースされたファーストアルバム「MASTER PLAN」は、その圧倒的なテクニックを駆使した、これでもかというハイテンションな内容で、当時のフュージョン界の度胆を抜いた。これは今聴いても燃えるアルバムである。

その後も、チックコリアを中心とする様々なセッションでの活躍で、常にスーパー・テクニシャンの名を欲しいままにしてきたし、定期的にソロ・アルバムもリリースしてきたわけで、そういう立場としては、前述のマーカスと似ているかもしれない。


今回の「PERPETUAL MOTION」は良いよ。

私的には、ウイッケルのソロ・アルバムとしては「Rhythm Of The Soul」あたりからの方向性に疑問を感じてはいた。
まあ、ジェイ・オリバーのキメキメなシーケンス・パターンに更に複雑にからみながら寸分の狂いも無く炸裂する超絶ドラミングという、ワン・パターンなコラボレーションをこれ以上続けても音楽的展開としては限界が見えていたのは事実。

ただ、だからと言って、それ以外の展開として、バンドとしてのグルーブ感みたいな陳腐なコンセプトは考えて欲しく無かったわけで、実際そんな中途半端な方向性が前作くらいまでは見えかくれしていた。

だいたい、このドラマーが、グルーブだとかリズムの摂理とかを考えて演奏するなんてことを方向性に持つ事自体が間違っていると思っていたのだが、まあ、今回のアルバムでは、超絶テクニックがそれらをも消化してしまたっという感じだよね。
言い方を変えれば、彼にとって技巧が必然となったってことか。


そして、この地味なメンバーのバンドが、かなり良いのだ。
雰囲気的には、ウエザーを彷佛とさせたり、イエロー・ジャケッツを思い起こさせたりする、あの感じ。
確かにグルーブしているし、音楽的にも高度な内容を持ちながら、聴いていて楽しい。
加えて、ジェリー・ヘイ率いるシーウインド・ホーンズもどきが数曲でみごとなアンサンブルを聴かせてくれるのも、マニアにはたまらない。

もちろん、ウイッケルのドラミングは、目が点の凄まじさ。
よくここまで自由にドラムが叩けるものだよなあ、って、ため息まじりに遠い山並に目をやり感じ入る。

新人類だよね、ある意味。
強いて言えば、そこんところが、私なんぞはちょっと白ける部分なんだけどね。
でも、これだけのドラミングを聞かされたら、恐れ入ります。


ちょっと得した感じの1枚でしたね。

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