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ギタリスト復活中

最近はギターの練習三昧

最近はギタリストに復帰している。
今年のテーマが「自分でギターを弾く事」だったし、久しぶりに 納得できるギター も入手した。
加えて、 Amplitube 2 というモデリングアンプの出来の良さも理由だろう。
とりあえず、暇があればギターを弾いている今日このごろ。


最近のアンプのセッティングは、こんな感じ。

Amp Setting 1

Amp Setting 2

どちらかというと、機材的にも小技を好んだきた自分自身が驚くアンプ直(しかも嫌いだったマーシャル!)のスタイル。



Amp Setting 3

EQはストラト特有のトーンの補正だけだし、チューブ・スクリーマーもアンプの真空管に負荷をかける為のブースターとして使っているだけ。(これも、まあ定番だわな)

Amp Setting 4

ラック・エフェクトも最小限のコンプとリバーブのみ。
実際の録音では、このあたりはホストのDAW側で処理するけどね。

けっこう男らしいセッティングでしょ。


さて、かなり昔の事だけど、自分は「速弾きギタリスト」と称されていた時期がある。
セッションとかに行って「もう速弾きはいいから」とかヒンシュクを買う事もあったほど。

言い訳かもしれないが、それなりにギターに慣れて速いパッセージが自由に弾けるようになると、いつかその速度で思考ができるようになるわけ。
やみくもにギターを弾いているだけでも、このレベルまではけっこう簡単に到達できる。
自分にとって致命的だったのは、本来は基礎をしっかり身に付けなければならない時期だったにもかかわらず、当時の流行を追ってスピーディなフレーズばかり弾きまくってしまった事だ。
そうなると、その速度が自分にとって「当たり前」となってしまう。
フレーズの組み立てのベースとなる速度が上がるわけで、無意識で爪弾くフレーズのスピードが上がってくる。
この繰り返しによって、自分にとって普通のフレージングが、周囲からは速弾きと言われるようになる。
だから自分としては、積極的に速く弾こうなどとは考えていないわけで、「速弾きギタリスト」と呼ばれる事が驚きであったり不本意であった時期もある。
たぶん、世の「速弾きギタリスト」の多くも、別に速く弾いてやろうなどとは思っていないはずだ。
単に思いつくフレーズのスピードが速いだけ。
これは断言できる。


もちろん、こういう状況は意識的にコントロールしないと弊害が多い。
フレーズの組み立てのベースとなる速度が上がってしまったことによって、単なる8分音符のフレーズが難しく思えたりするわけ。
確かに、けっこう悩んだ時期もあったね。
結局は、それも練習量で克服するしか無いと悟ったわけだけど。
もともと地道な練習は大嫌いだったから、結局は「ま、いいか」って雰囲気で挫折するんだけどね。


一方で、楽器演奏者の多くは最終的にジャズに憧れて、ジャズを指向する事が多い。
これは、ジャズという音楽を演奏する為に、けっこうなインテリジェンスと、高度なテクニックが必要な事に起因する。
音楽理論的に難解な和声理論をベースとせざるを得ないし、派生する音階(スケール)も複雑に組み立てられる。
リズミックな側面でも、恐ろしいほど柔軟な解釈が可能だしね。
それを具現化する技術は、楽器を深く理解し自由に扱えないと習得できない。
加えて、その理論から逸脱する醍醐味がジャズにはあるわけで、そこに音楽の可能性を感じられる。
だから、それなりのレベルに達した演奏家の多くは、更なるステップアップを目指してジャズに足を踏み入れる。


ハードロックから入ったギタリストの多くも、髪の毛が薄くなるにつれいつのまにか4ビートの細かいハーモナイズやベース・ランニングを嬉々として演奏するようになったりする。
ジャズ語と呼ばれる2-5進行におけるテンションたっぷりのバップ・フレーズを流れるように弾く事や、モーダルな浮遊感の中でスケールアウトする事に快感を覚えてしまう。
こうなると行き着くところは、フルアコを持っての渋いソロギターだ。
ま、それなりに年齢を重ねてしまうと、知的で包容力のある大人の男の魅力を演出するにはうってつけだし。
「君の為に弾くよ」などという状況下で、轟音メタルな速弾きは、ちょっとどうかと思うわけよね。
それより、ミスティとかスターダストなんかのジャジーなスタンダードを落ち着いて弾いたほうが、ま、高級ホテルの窓から見下ろす宝石のような夜景とワインにはマッチするわな。
ま、多少の誤解は付き物としてもだ、演奏家として成熟して行く過程で、ジャズという世界に音楽の可能性を信じられる何かを発見してしまうケースは多い。


自分としては、もともとルーツの無い根無し草のようなスタイルだったわけで、初めからジャズにも片足を突っ込んでいた。
だから別にジャズに対する憧れなんて無い訳だけど、ま、確かに演奏するには難しい世界かな、とは思う。
やっぱ、最先端のハイブリッドなジャズがしっかり演奏できたら、けっこう嬉しいかな。
それって、音楽の中でも少なからず「芸術」とか「文化」と呼んでも良い部分と思われるし、結局は現代の商業音楽を牽引する部分だからね。


で、冒頭で書いたように、最近は一生懸命ギターを弾いている私としては、ここはしっかり勉強してみっかと、けっこう地道な練習を重ねている。
これが、想定外に楽しいわけ。
もともと練習嫌いの自分としては、けっこう新鮮な毎日なのだ。
地道な努力が、自分を裏切らずに身になって行く過程が、とても嬉しく感じる。
驚く事に、「やっぱ基礎も重要だよな」とか考え出す始末。
この新鮮さが続いているうちに、地道な基礎トレーニングをしない手は無い、と。
どうしちゃったんだ、俺。


で、自分で自分の練習カリキュラムを立案するのもけっこう面倒になってきたので、市販の練習素材集でも買ってみようと思い立った。
実際、この手の練習用教材を買うのも、何十年ぶりの、すっごく久しぶり。

それがこれ。

Guitar Hanon 1

Guitar Hanon 2


って、速弾きかよ!

言い訳は続きで・・。

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