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New Effect Board

エフェクトボード更新

先日、面白半分にエフェクトボードを組んでみた件は、過去のエントリー でも少し触れた。
マルチ派の自分としては実際の現場で使う可能性は極めて低いボードなので、空間系とかではかなり中途半端な内容でお茶を濁していた。
で、まあ、自分の性分的にある程度は予想していたのだが、その後、少し深入りしてしまった。
一時はスイッチング・システムまで視野に入れてしまったのだが、世界的に混迷を続ける経済状況も勘案し、なんとか堪えた。
我ながら、自制心が欠落した危険な性格である。

で、こんなんなりました。

New Padal Board

セッティングは次の通り。


Ernie Ball VP Junior 250k Volume Pedal

Xotic RC Booster

Squeeze my Orange (Dan Armstrong Orange Squeezer Hyper Clone)

BOSS Super OverDrive SD-1 (True Bypass Modify)

Xotic AC Plus

Xotic BB Plus

Providence ANADIME Chorus

MXR EVH Phase 90

MXR Carbon Copy Analog Daley

メインとなる歪系は前回から変わらず、Xotic の AC Plus と BB Plus を BOSS SD-1 でブーストするコンセプト。
しかしながら、ひそかな拘りとして、SD-1 はトゥルー・バイパスにモデファイされたものと入れ替えを実施。

実際にはたいしたこたあ無いのだが、エフェクト・オフ時に 悪評の高い BOSSバッファをバイパスさせる為。


で、外来ノイズとかケーブルでの損失とか色々な意味でバッファ回路が無くなるのもなんなので、初段に Xotic RC Booster を追加。
RC Booster は、クリーン・ブーストという概念を定着させたあまりにも有名なモデル。
多少はキャラクターに色付けされるが、ただ通しただけで音の存在感が増す事も事実。

今回は、あくまでもバッファとしての用途なので、ゲインもゼロでブーストもしないで、基本的に常にオンの状態で使用。
贅沢といえば贅沢かもしれない。


New Padal Board 3



コンプレッサーは前回の DynaComp から往年の名機 Orange Squeezer に変更。
Orange Squeezer は1973年に発売され、「ギターに直接取り付ける」という強引なコンセプトのコンプながら、そのマイルドながら自然なトーンと、なめらかなコンプ感で一世を風靡した。
発売年代によって3世代に分けられ、最近もリイッシューがリリースされたりしているが、やはり Musitronics が関わっていた初代のモデルこそが、本家モノホンではある。


Orange Squeezer

今回は新潟方面の某楽器店のオリジナルである。
今やプレミアも付いている初代 USAモデルを部品レベルで忠実に再現し、MXRサイズのボックスに収めて使い勝手も向上させたハンド・メイドの逸品。
もともとが「こんなもんを売り物にしていいのかよ」と思うほど驚くほどシンプルな回路だし、今となっては回路図も公開されているわけで、部品さえ入手できれば作るのは簡単。
それにしては、かなり高額な値段設定ではあったが、これけっこう良い。
確かに記憶の中にあるオレンジのサウンドで、懐かしさで我を忘れたほど。
オリジナル同様に基盤上の半固定抵抗で直接コンプの深さを調節するのだが、自分は浅めにセッティングし隠し味程度で使用。
ペダルボードに配置し 9Vアダプターで使えるってのが、便利で良い。

その昔、この Orange Squeezer をセミアコにくっ付けて、BOSS CE-1、Mutron Bi-phase に加えてショーバッドのボリューム・ペダルがあれば、Lee Ritenour になれると信じていた自分がいたなあ。
これ見よがしにセミアコに Orange Squeezer を付けていたら、ギターのアウトプット・ジャックの周りにくっきりと傷が付いたっけ。
あの頃の所謂「フュージョン・ギタリスト」は、ほとんど、これを使っていたんじゃないかなあ。
日本でも高中氏とかが普通に使っていたし。
ただ、YAMAHA SG とかのソリッド・ギターに付けると、ちょっとマヌケな感じだったけど。


Orange Squeezer with YAMAHA SG



今回、空間系は、思いきって総入れ替え。
コーラスは Providence の ANADIME Chorus を選定。
これ、松原正樹氏も使用しているなかなかのコーラスなのである。
コーラスなのにモノ・アウトだけっていうのも、潔くて良い。
だいたい、実際のステージではステレオ・アウトで使用する局面など、限りなく少ないわけで。
アナログ特有のマイルドなトーンで、煌びやかさというよりも、奥行き感のあるウエットなコーラスが特徴。
コーラス・ペダルを踏んだ瞬間に雰囲気が激変してしまうことが無く、けっこうフレキシブルに使えるのが嬉しい。


次は、フェイザーを追加。
ま、なんだかんだ言っても、当方の年齢的には フェイザーは MXR Phase 90 ってのが定番。
Phase 90 は、たぶん30年以上前に初めて買ったエフェクターだったと思う。
今回は、同じ Phase 90 でも Eddie Van Halen Signature を選定。
もちろんエディ・バン・ヘイレンを狙うわけでは無く、このモデルは1台でビンテージ・タイプとモダン・タイプをスイッチで切り替えられる「お得感」があって購入した次第。
素人さんからもそれと分かりやすいペイントはかなり恥ずかしいのだが、肝心のフェイズ・サウンドは素晴らしいものがある。
16ビートのカッティングだけでなく、アルペジオでも気持が良い。
もちろんバン・ヘイレンみたいに、うねるドライブ・サウンドにも有効。


New Padal Board 2



今回は密かに「アナログ」に拘ったラインナップなので、デレイもアナログに変更。
MXR の 最新モデル Carbon Copy Analog Daley である。
アナログ・デレイでは珍しくデレイ・タイムを600msまで設定でき、デレイ音にモジュレーションもかけれるという優れもの。
デジタル・デレイに慣れ親しんだ耳には、新鮮なデレイ・サウンドではある。

BBD素子を使ったバケツリレー方式のデレイ・サウンドは、ハイが削られ、甘くぼやけながら消えていく。
デレイ音を聞かせるというより、ルーム感まで含んだ「雰囲気」を演出する感じか。

どういうわけか最近のペダル・エフェクターの世界では「アナログ」が持て囃されている。
デジタルものに比べると値段も高い。
だいたい BBD素子を使ったアナログ・デレイなんて、当方が若いころはデジタル・デレイが買えないアマチュアが妥協して買う程度のものだったのだが、最近ではそんな30年以上前の中古品にすらプレミアが付く。
当方もしばらく MAXSON のアナログデレイを使った後で、大枚払って初めてデジタル・デレイを手に入れた時は、そのクリアなデレイ・サウンドに感動したものだ。
あの当時は、世の中が一斉に「デジタル」崇拝に走ったわけで、デジタル機器の価格が下がるにつれて、アナログ機器は急速に姿を消した。
あの時の価値観は、どこへ行ったのやら。

確かに今だからこそアナログにはアナログの味わいがあるとは言えようが、何でもかんでもアナログだから良いってのもどうかとは思う。
MXR Carbon Copy Analog Daley にはきちんとした個性があるが、それがデジタルデレイと比較して勝っているかという問題では無い。
ま、今回は最近の風潮に敢えて乗っかってだ、隠しテーマを「アナログ」と「トゥルー・バイパス」にしちゃったのだがね。

しかし、当時のアナログ機材を処分せずに持っていたら、今であれば一財産作れたかもね。


てなわけで、現場で使用する機会は極めて少ないと思われるのだが、ペダルボードをアップデートしてみました。
完全な自己満足的趣味の世界。
今後、歪系をちょっとだけ変更する計画。
今のセットだと、マーシャル・アンプでキャビネットをスタックした感じにドライブする方向が得意だけど、もう少し芯のあるディストーションも欲しいので。

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コメント

はじめまして。

突然のコメント失礼させていただきます。


私は相模原市中央に12月6日にプレオープンいたしました
Live cafe J&Bジャック&ベティ スタッフの高橋と申します。

『ウェスタンプレイボーイズ』の書き込みを見て、更にHPを
拝見させていただき、コメントさせていただきました。

私どものライブハウスはまだプレオープンの段階でして、行き届かない面も多々あるかとは思いますが、一度足を運んでいただき、気に入っていただけたら是非とも出演をしていただきたくご連絡さしあげました。

まだまだ準備不足ですが、HPもございますので、宜しかったらご覧になってください。

宜しくお願いいたします。


突然のご連絡、失礼致しました・・・

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