« Fourplay [ Let's Touch The Sky ] ちょっと残念なギタリスト交代作 | トップページ | 第1回日韓交流ライブのご報告 »

MacBook Air と Cubase 「その後の顛末」

MacBook Air の Cubase を Cubase AI5 から Cubase Essential 5 にしました。
バンドル品ではなく、きちんとお金を払って買いました。

Cubase Essential Box


いや、生音系用に選択した SampleTank 2.5 がね、まあ、SSD の占有量をなるべく少なくしたかったとは言え、やっぱ微妙だったと。

MacBook Air 上での簡易的作業であれば、ちょっとしたエフェクトも搭載されているし、軽いし、確かに便利っちゃあ便利なんだけど。
ただね、今となってはサンプラー的にはかなり時代遅れ感が漂うサウンドになっちゃってるし、しかも無駄にパッチが多すぎて使い勝手が悪い。
それに、分かる人には分かると思うけど、MacBook Air 11inch の画面で SampleTank 2.5 のインターフェイスはかなり辛い。
常に1.0から1.5の視力検査なみの文字を判読しなければならないわけで、当方としては老眼鏡、いや、シニアグラス、もとい、リーディンググラスが必須。
ま、いつでもどこでも手軽にスイスイってな使い方を想定した場合、色々と面倒すぎたってこと。
MacBook Air のコンセプトが生かせない。
で、MacBook Air で SampleTank 2.5 はダメだと。


Sampletank 2.5


で、なんかないかと。
そりゃ Native Instruments 社の Kontakt とかが入れられれば Best なんだけど、MacBook Air が搭載している SSD の容量では物理的に不可能だし。
必要なのは、サンプル容量が少なくて、軽くて、基本的な音色はカバーしつつソコソコのバリエーションもあるっていうお手軽音源。
たぶん「サンプラー」というよりは、懐かしの「PCM音源」っていう感じか。


今の世の中、膨大なサンプル・データを使ってリアルさを表現する音源はいくらでもあるんだけど、例えば大昔の DTM用ハードウエア Roland SC-55 とか JV-1080 のような「チープだけどソコソコ使える」というお手軽音源は少なくなったよな。
てか、パソコンのスペックがどんどん上がってコストがどんどん下がってきた中では、VST とか AU とかのプラグイン音源だと、ほとんど無い。


Roland SC-55



Roland JV-1080



あれ?

そういやあ ReWire(*) ってどうよ。
つまり Propellerhead社Reason


Propellerhead Reason

Reason なら ReWire 接続でも軽いし、もちろん一通りの音源は揃っているし。
Cubase と ReWire で接続して、純粋に音源ラックとして使うという用途であれば、Reason のシーケンサーの使いにくさとか関係無いし。
そういやあ、実際にこの用途で使った経験もあるじゃない。
当方が Reason を使ってたのは Ver.2 から Ver.3 くらいまでだったので、最新版でどうなったのかも知っときたいし。
ちょうど Reason Ver.5 が出たところだし、オーディオ・データも扱える Record っていう姉妹ソフトも出て、けっこう気になっていたわけだし。


Propellerhead Record 1.5


それに Propellerhead の純正 RiFill の Studio Drums 2Electric Bass を買えば、プリプロ・レベルならアコースティックなリズム・トラックでもそれほど違和感は無いだろうし。

(*)めんどくさいので Wikipedia より転載
[ReWire(リワイア)は、2つのソフトウェア(主に音楽制作用)の間でオーディオデータや MIDI データをやりとりするためのシステムのひとつ。
また、その規格の名前。
1998年に Propellerhead の ReBirth RB-338 とスタインバーグの Cubase VSTの間の連携をとるために Propellerhead Software AB が開発。
以降いくつか改良と機能の追加が重ねられ、現在は ReWire 2がリリースされ、異なるメーカーの多数の DAW ソフトウェアに対応している。]



Reason だわ。
我ながらグッドアイデア。

で、本件問題の検討に着手後、数秒で Reason 買いました。
しかも、国内の正規ディストリビューターで旧品のアウトレット・キャンペーンやってたので Record とのセット「Reason Recod Duo」ってのにした。
もちろん、最新版への無償バージョンアップ権利付き。
別々に買うよりお得なのは確かだが、冷静に考えたら果たして Record とか使うのか?
現実的には絶対に使わないな。
ま、いいか。
加えて、前述の 2つの RiFill も発注ね。
ちょっと痛い出費だけど、選択肢として Reason がベストなんだから仕方ない。
これで MacBook Air の利便性も上がるわけだし。
人生の中では、時として勢いってのも重要さ。


Record Reason Duo Box


Amazon で買えば翌日には届く。
便利な世の中だなあ。

で、夜中にせっせとインストールして、バージョンも上げて準備完了。
ああ眠かった。
でも前向きな作業だから頑張れるっす。
おお、最新版の Reason はいろいろと豪華な感じ。
話題の新シンセ(Thor)は、これでもかという機能を盛り込んで、FM とかウェーブテーブルとか、もうなんでもできちゃう感じ。
かなり雰囲気な DX エレピも出せるね。


Reason 5 Thor


サンプラーは NN-XT のままだけど Combinatorを駆使して作られたパッチは今回の当方のニーズに十分耐える。
もちろん 本家 REX ファイルの使い勝手は最高(当方的にはたぶん使わないけど)。
とにかく Reason ってクローズしたシステムとしての割り切り方が潔くて気持ちいいんだよな。
ラックを裏返すとちゃんとケーブルが揺れる遊び心も、実際に音源ラックを組んだ世代としては単純に楽しい。


Propellerhead Reason Back


つーわけで、しばし Reason の最新機能を試して遊ぶ。
ま、いずれにしても、HipHop 系の音楽制作に適したシステムだわな。
コンセプトが分かりやすくてよろしい。


さて、一服して、Cubase AI5 を立ち上げて、ReWire 接続っと。
酒も回ってきたし、いい感じだ。


あれ?

これ、ReWire の設定ってどこですんだ?
普通は Reason が自動でスレーブになって、Cubase 側から I/O が見えるんだけど。
俺ともあろう男が、何か見落としてるぞ。
仕方ねえなあ、ネットで検索、っと。

2秒で解決。
Steinberg の本国のフォーラムにこんな質問があった。


Hi
I recently purchased a CI2. I am very happy with the unit and Cubase AI 5,
however I was hoping to use rewire to bring in instruments from Reason 3.0 using rewire.
Is Rewire included in Cubase AI 5 ?
Cheers

で、きちんと回答されてた。

Cubase AI 5 does not include support for reWire.
All the best,
Greg



え?
・・・・・
おーい、それって。
呆然。
グレッグ・・・、そんなに軽く答えんなよ。
Cubase AI5 は ReWire をサポートしていなかったっていう見事なオチ。
笑える。
もちろん、こんな基本的なことを確認せずに舞い上がった自分に非がある。
きちんと Steinberg のサイトを調べれば、しっかりと明記されていたし。


しかしながら、もう後戻りはできない。
Reason & Record Duo を買っちまったわけで。
こうなったら ReWire がサポートされている Cubase を入手しなければならないのだ。
Amazon だ!

で、Cubase Essential 5 の購入ですわ。
現行の Cubase ファミリー(Cubase 5、Cubase Studio 5、Cubase Essential 5)の中では最下位に位置づけられる入門版。
本チャンは MacPro の Cubase 5 で作業するわけだから、MacBook Air でのちょっとしたデータ作成にはこれで十分。
もちろん ReWire をサポートしていることは、しっかりと確認済み。
ふふふ、今回は抜かりない。

まあ、「最下位」とは言っても、基本タダのバンドル版 Cubase AI5 とは比べ物にならない安心感があるよね。
VST インストゥルメント・スロットも16まで使えるし、一応 Pitch Correct とかの最新機能も使えるし。
制限付きだけど MediaBay も装備されている。
プラグイン・エフェクトも基本的なものは含まれているし、その手軽さでけっこう重宝するアナログ・シンセの Prologe も付いているし。
加えて HalionOne のプリセット・パッチ数も AI5 と比べたら雲泥の差。
このくらいのプリセットが揃っていれば、お手軽 PCM 音源として普通に使える。
なんだかんだネガティブな意見も多いけど、やっぱ便利だよ HalionOne。


HalionOne


YAMAHA の S90ES Stage Piano のサンプル・データを筆頭に、SampleTank 2.5 より格段に使える音色が揃っているし。
ちょっとしたプリプロ程度であれば、これだけで曲のイメージは伝えられるわな。

え?

つまり、Reason 5(Record 1.5 とか ReFill まで揃えて) 買ったけど Cubase AI5 じゃ使えなかったんで、Cubase Essential 5 買いましたって話。
しかも、Cubase Essential 5 を買ったら敢えて Reason を使わないでも大丈夫になっちゃったっていう。
何やってんだ、俺。


« Fourplay [ Let's Touch The Sky ] ちょっと残念なギタリスト交代作 | トップページ | 第1回日韓交流ライブのご報告 »

Equipments」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521702/50254342

この記事へのトラックバック一覧です: MacBook Air と Cubase 「その後の顛末」:

« Fourplay [ Let's Touch The Sky ] ちょっと残念なギタリスト交代作 | トップページ | 第1回日韓交流ライブのご報告 »